フリーローンは「どのような目的の使い方をしてもかまわない、自由な使用が可能なキャッシングローン」のことをいいます。

お金を借りたあと、どのような使い方をしても良さそうなものと思ってしまいがちですが、銀行や信用金庫などこれまでの金融機関が提供している融資は、多くの場合購入目的が決められていました。

身近な例と比較して考えてみよう

住宅ローンやマイカーローンを思い浮かべればわかりやすいでしょう。
融資を受けたとしても審査のときに申し出た特定の商品を買うためだけにそのお金を使うことができます。
マイカーローンで借りたお金を教育資金に回したり、住宅ローンで車の購入をすることはできないうえ、実際のお金のやりとりは金融機関とメーカーなど販売側とで行われます。

その点、どのような使い途でも大丈夫なフリーローンは現金をそのまま申し込んだ人に融資してくれるので、マイカーでも住宅でも旅行でもあらゆる目的でお金を生かすことができます。
ただし、事業性資金といって会社の経営の資金に充てることはできないフリーローンがほとんとです。

フリーローンならマイカーローンや住宅ローンと比較すると審査もスムーズに進められます。
住宅ローンなどを組もうとすると利用目的はもちろん収入や勤務先などを厳格に審査されますが、フリーローンなら申し込み時の記入事項もシンプルなうえ、即日審査を経て融資してくれるキャッシング会社が大半です。
インターネットで公式サイトを開設しているので、パソコンやスマートフォンから申し込みを受け付けていて、すべての契約手続きをインターネットだけで済ませられるキャッシング会社も増えています。

フリーローンの注意点

フリーローンは審査がスピーディーで審査項目も少ないことや、保証人や担保を設定する必要がないことなどから、総じて高めの金利となっています。

総量規制の導入によって年収の3分の1までしか融資限度額を得られなくなったとはいえ、限度額ギリギリのフリーローンを契約したとすると、月々の返済も家計を圧迫するものとなってしまうでしょう。

カード一枚で気軽に現金を引き出すことができたり、電話やインターネットですぐに融資の振り込みをしてもらえるという便利さが、利息を意識しないままついつい借り入れを繰り返して大変な状況になってしまうというケースもあります。

フリーローンはいざというときにすぐにキャッシングができるためとっても便利な一方で、返済計画をきちんと組んでの利用が大切です。