キャッシングとは?
広い意味でキャッシングとはキャッシュ(現金のこと)を借りて返済する一連の流れを指します。とくに個人に対して金融業者が貸し付けることをキャッシングと呼ばれることもあります。クレジットカードについているキャッシング機能や個人向けローンカードがこれに含まれます。
個人向けキャッシングと法人向け融資
個人に限った貸金がキャッシングとされているのには、法人向け融資との明確な区別があるからです。企業や団体が融資を受ける場合には厳格な審査の過程において、融資金額がどうのような目的で使われるかが重要視されます。融資を受けた側は申請時の目的外で利用することはできません。
それに対して、個人が行うキャッシングでは基本的にどのような目的で借りたお金を使っても自由です。
よくキャッシングのチラシには「お使い途自由」「事業性資金は除く」などと記載されているのは、個人向けと法人向けの融資にそれぞれはっきりとした違いがあるためです。
融資可能金額内でのキャッシングが可能
キャッシングの契約をすると、融資可能金額が明記されています。
ローンカード発行のときの案内には「10万円」「50万円」と書かれていますが、その範囲内であれば自分が借りたい金額だけ引き出すことが可能です。
返済方法も徐々に便利に
以前は、キャッシングしようとすると契約している消費者金融会社の店舗窓口に直接出向いたり、店舗内ATMからお金を引き出していました。
しかし、キャッシングが世の中に浸透した現在では銀行やコンビニなどの提携ATMからも現金を引き出すことができるようになっています。
さらに、ネットサービスの充実によってパソコンや携帯の会員画面から申し込めば即座に指定の口座へ振込というキャッシング方法も登場しています。
キャッシングの便利な点は、一度カードを発行してもらえば、それ一枚で借り入れから返済まですべて対応しているということです。返済したいときは提携ATMから銀行口座に預け入れをする感覚で入金すればそのまま返済となります。もちろん、毎月の指定期日で口座振替をしてもらったり、自分で返済指定口座に振込むといった方法など、多彩に用意されています。
キャッシングは計画的に利用すればよく言われるような怖いものではありません。
自分の収入と支出のバランスを考えながら、必要に応じてキャッシングをして日々の強い味方に引きつけましょう。