キャッシングが初めての人が気をつけなければならないのは、ついつい利用しすぎるということです。キャッシングのカード一枚でいつでもどこでもATMから現金を引き出すことができるため、銀行口座から自分のお金を引き出すのと同じ感覚で利用してしまいます。

しかも、借金をしているという意識が薄くなって自分の財布が一気に余裕が出たような気持ちになってしまうため、実際にどのくらいを借りているのか把握できていない人も多いようです。

財布の中に普段よりも多くのお金が入っている状態が続いているうちに、ちょっとでも財布の中身がさみしくなるとすぐにキャッシングをしたくなるという一種の依存症になってしまう危険性もあります。

気軽に利用できるようになったキャッシングの落とし穴

キャッシングのメリットは担保や保証人が不要なので申し込みしやすく審査も即日対応のケースが増えているなど、利用するハードルがどんどん下がってきています。
来店も必要がなくなっているうえ、申し込みのやりとりがインターネット上で全て完結するようになっているのも拍車をかけています。
また、契約された融資限度額そのものが自分のお金と勘違いしてしまうこともキャッシングの使いすぎの原因となっています。

注意しておきたい『キャッシングの金利』

キャッシングの金利についてはとくに始めての人が意識をしないところなので注意をしましょう。

たとえば1万円キャッシングをした時に1ヶ月間いくらの金利手数料がかかるか把握していない人が多くいます。

しかも、金利は毎月発生するので、キャッシング額が増えるほどどんどんと金利も含めた借り入れ総額が大きくなっていきます。そして、1回払いの場合はその月にきちんと返済できるかどうかを考えながらキャッシングしなければなりません。

返済が難しくなってリボルビング払いに変更するにしても、さらに完済までの期間が長期化するためしっかりとした返済プランを最初に立てておくことが重要です。

キャッシングが苦しくなると返済のためのキャッシングを繰り返すケースも出てきますが、こうなると返済よりもキャッシング額が上回って返すことが困難になる事態に陥ってしまいます。

キャッシングは初めての人ほど細かな返済プランを考えて毎月の収入やキャッシングの使い道を明確にしておかなければなりません。
返済が滞納して取り返しがつかないことのないようにキャッシング会社の公式サイトに用意されている返済シミュレーションなどを利用してみましょう。