銀行カードローンとは?
銀行カードローンとは主に都市銀行などの大手銀行が中心となってグループ会社化した消費者金融のことをいいます。銀行系などと呼ばれることもあり、大手の銀行グループであることを目玉に安心感と知名度を売りとする消費者金融といってよいでしょう。
銀行単独や銀行グループそのものが子会社として消費者金融会社を開業することもありますが、ここ数年で一気に増えているのが共同出資会社として銀行と消費者金融が協力して消費者金融をスタートさせるケースです。
不景気により銀行の融資ターゲットが個人へ
これまで銀行の融資先といえば企業に目が向けられていました。
大企業をはじめとする各メーカーが設備投資として事業資金を借りることで売り上げを上げていた銀行でしたが、不景気によって企業活動が鈍っており借り入れを行う企業が減少しています。
融資先からの利息によって利益を上げていた銀行としては、個人を対象とした融資も拡大させなければ生き残りが難しくなってきているということです。
消費者金融会社としてもグレーゾーン金利の法規制や個人破産及び債務整理の急増のほか収入の3分の1までしか融資が出来なくなった総量規制の導入によって、貸出金を回収できなくなっていたりこれまでのように勢いよく融資することが難しくなっています。
銀行カードローンのメリット
このような昨今の経済的な背景からサービスを提供する会社が増えているのが銀行カードローンです。
実際、銀行カードローンは一般の消費者金融のキャッシングよりも融資利率が低く設定されています。
会社自体の経営が銀行によってサポートされていることもあって利用しやすさを前面に打ち出しているからです。
しかも性格的には消費者金融と変わりないにもかかわらず、借入限度額が大きいことも特徴です。
消費者金融は50万円までを最高としてスタートすることが多いですが、銀行カードローンなら最高で300万円程度までの設定を申し込むことが可能です。
なお、初めての利用者であっても150万円程度の融資は最大で可能だとされているので、大きく借りたい人にはぴったりです。
銀行カードローンのメリットはそれまでにとどまらず、消費者金融のサービスをうまく活用しているため審査スピードが早くなっています。
即日審査で融資可能としているところが大半なので、使い勝手は一般的な大手消費者金融と変わりないと思ってよいでしょう。
銀行カードローンは消費者金融のサービス力と銀行の安心感をうまく融合させた使いやすいキャッシングサービスだといえます。